ライセンスの使用状況の統計

ヘルプ・トピック > 高度なトピック > ライセンスの使用状況の統計

ライセンスの使用状況をトラックし、統計リストを生成するためには、[管理機能] → [ログ出力のカスタマイズ]で、ライセンスの使用状況のロギングをオンにします(Help Info)。 ライセンスの使用状況のロギングがオンになっているときは、指定されたディレクトリにディレクトリ構造が生成されます。 そのディレクトリに、各日付のサブディレクトリとファイルが生成され、使用状況が記録されます。 たとえば2007年7月1日について、[ロギング・モード]として[AllLogging]が設定されている場合、次のファイルが生成されます。

2007/07/01/Summary.txt
2007年7月1日の製品ごとのライセンスの使用状況のサマリ。その日に使用された製品が、1行に1製品ずつ記録されます。 [ロギング・モード]として[UserSummary]が設定されている場合には、ユーザごとの製品の使用状況の行が追加されます。 その場合も、全ユーザの使用状況のサマリとして製品ごとの行(ユーザ名を含まない)が出力されます。
2007/07/01/Log.txt
2007年7月1日のライセンスのチェックアウトおよびチェックインのログ。その日の終わりにチェクアウトされたすべてのライセンスは、翌日チェックインされ、その直後にチェックアウトされるとみなされます。
2007/07/01/LogCache.txt
2007年7月1日に実行中のジョブに対して使用されるテンポラリ・ファイル。
2007/07/Summary.txt
2007年7月のライセンス使用状況のサマリ。その月に使用された製品が、1行に1製品ずつ記録されます。 [ロギング・モード]として[UserSummary]が設定されている場合には、ユーザごとの製品の使用状況の行が追加されます。 その場合も、全ユーザの使用状況のサマリとして製品ごとの行(ユーザ名を含まない)が出力されます。
2007/Summary.txt
2007年のライセンス使用状況のサマリ。その年に使用された製品が、1行に1製品ずつ記録されます。 ロギング・モードがUserSummaryに設定されている場合には、ユーザごとの製品の使用状況の行が追加されます。 その場合も、全ユーザの使用状況のサマリとして製品ごとの行(ユーザ名を含まない)が出力されます。
WeeklySummaries/SummaryW104695.txt/Summary.txt
2007年7月1~7日のライセンス使用状況のサマリ。その週に使用された製品が、1行に1製品ずつ記録されます。 すべての週は日曜日に始まり土曜日に終わるものとし(UTC)、西暦紀元を起点0として計算されます。 ロギング・モードがUserSummaryに設定されている場合には、ユーザごとの製品の使用状況の行が追加されます。 その場合も、全ユーザの使用状況のサマリとして製品ごとの行(ユーザ名を含まない)が出力されます。

すべてのロギングは、一般に「GMT」とも呼ばれるUTC(Universal Coordinated Time)形式で行われます。 そのため、異なるタイムゾーンでのライセンス使用状況を、整合性を保ちながらログに記録できます。 そのため、ログの日時が自分のタイムゾーンの日時と異なって見えることがあります。
都市 7月1日の始まり 7月1日の終わり
サンフランシスコ June 30, 5pm PDT July 1, 5pm PDT
ニューヨーク June 30, 8pm EDT July 1, 8pm EDT
GMT July 1, 12am GMT July 2, 12am GMT
ロンドン July 1, 1am BST July 2, 1am BST
東京 July 1, 9am JST July 2, 9am JST

Summary.txt

サマリ・ファイルには、その製品についてロギングがオンになっていた期間全体についての製品情報(場合によりユーザ情報)が含まれます。 また、ライセンスの使用状況を把握しやすくするため、1日の中の時間のサマリ、および1週間の中の曜日のサマリも含まれます。 サマリ・ファイルの各列の説明は、次の表に記載されています。 注: 1日のみのログ・エントリに、1週間の中の曜日のサマリは含まれません。

サマリの列のタイトル説明
UserName ユーザのログイン名。 この列が空または"(null)"の場合は、すべてのユーザのサマリを表します。
ProductId 製品またはプログラム機能を識別する固有のID。
ProductName 上記のProductIdに与えられた名前。
NrHours そのサマリ・モードでのロギングがオンになっていた時間数。
AverageDesired その製品(およびユーザ)について要求されたライセンス数の平均値。 これは加重平均で、1日の中で最も数の多かった8時間、および週の中で最も数の多かった5日間の平均を計算しようとするものです。 わずかに少なく見積もられるため、週末のみでなく週の途中での計算が可能です。
AverageUsed その製品(およびユーザ)について供与されたライセンス数の平均値。 これは加重平均で、1日の中で最も数の多かった8時間、および週の中で最も数の多かった5日間の平均を計算しようとするものです。 わずかに少なく見積もられるため、週末のみでなく週の途中での計算が可能です。
MaxDesired ログ期間中に要求されたライセンス数の最大値。
MaxUsed ログ期間中に供与されたライセンス数の最大値。
TotalDesired 要求されたライセンス数に、ライセンスが要求された時間数を掛けた値。 したがって、単位はライセンス時間です。
TotalUsed 供与されたライセンス数に、ライセンスが供与された時間数を掛けた値。 したがって、単位はライセンス時間です。
Hours00 12am~1am GMT間に、そのサマリ・モードでのロギングがオンになっていた時間数。
AverageDesired00 12am~1am GMT間にその製品(およびユーザ)について要求されたライセンス数の平均値。 これは加重平均で、週の中で最も数の多かった5日間の平均を算出しようとするものです。 わずかに少なく見積もられるため、週末のみでなく週の途中での計算が可能です。
AverageUsed00 12am~1am GMT間にその製品(およびユーザ)について供与されたライセンス数の平均値。 これは加重平均で、週の中で最も数の多かった5日間の平均を算出しようとするものです。 わずかに少なく見積もられるため、週末のみでなく週の途中での計算が可能です。
MaxDesired00 12am~1am GMT間のログ期間中に要求されたライセンス数の最大値。
MaxUsed00 12am~1am GMT間のログ期間中に供与されたライセンス数の最大値。
TotalDesired00 12am~1am GMT間に要求されたライセンス数に、ライセンスが要求された時間数を掛けた値。 したがって、単位はライセンス時間です。
TotalUsed00 12am~1am GMT間に供与されたライセンス数に、ライセンスが供与された時間数を掛けた値。 したがって、単位はライセンス時間です。
Hours01  
- Hours23
01が1am~2am GMT、23が11pm~12am GMTを表すこと以外は、「Hours00」と同じです。
AverageDesired01  
- AverageDesired23
01が1am~2am GMT、23が11pm~12am GMTを表すこと以外は、「AverageDesired00」と同じです。
AverageUsed01  
- AverageUsed23
01が1am~2am GMT、23が11pm~12am GMTを表すこと以外は、「AverageUsed00」と同じです。
MaxDesired01  
- MaxDesired23
01が1am~2am GMT、23が11pm~12am GMTを表すこと以外は、「MaxDesired00」と同じです。
MaxUsed01  
- MaxUsed23
01が1am~2am GMT、23が11pm~12am GMTを表すこと以外は、「MaxUsed00」と同じです。
TotalDesired01  
- TotalDesired23
01が1am~2am GMT、23が11pm~12am GMTを表すこと以外は、「TotalDesired00」と同じです。
TotalUsed01  
- TotalUsed23
01が1am~2am GMT、23が11pm~12am GMTを表すこと以外は、「TotalUsed00」と同じです。
HoursSunday 日曜日に、そのサマリ・モードでのロギングがオンになっていた時間数。
AverageDesiredSunday 日曜日にその製品(およびユーザ)について要求されたライセンス数の平均値。 これは加重平均で、1日の中で最も数の多かった8時間の平均を計算しようとするものです。 わずかに少なく見積もられるため、週末のみでなく週の途中での計算が可能です。
AverageUsedSunday 日曜日にその製品(およびユーザ)について供与されたライセンス数の平均値。 これは加重平均で、1日の中で最も数の多かった8時間の平均を計算しようとするものです。 わずかに少なく見積もられるため、週末のみでなく週の途中での計算が可能です。
MaxDesiredSunday 日曜日のログ期間中に要求されたライセンス数の最大値。
MaxUsedSunday 日曜日のログ期間中に供与されたライセンス数の最大値。
TotalDesiredSunday 日曜日に要求されたライセンス数に、ライセンスが要求された時間数を掛けた値。 したがって、単位はライセンス時間です。
TotalUsedSunday 日曜日に供与されたライセンス数に、ライセンスが供与された時間数を掛けた値。 したがって、単位はライセンス時間です。
HoursMonday  
- HoursSaturday
月曜~土曜を表すこと以外は、「HoursSunday」と同じです。
AverageDesiredMonday  
- AverageDesiredSaturday
月曜~土曜を表すこと以外は、「AverageDesiredSunday」と同じです。
AverageUsedMonday  
- AverageUsedSaturday
月曜~土曜を表すこと以外は、「AverageUsedSunday」と同じです。
MaxDesiredMonday  
- MaxDesiredSaturday
月曜~土曜を表すこと以外は、「MaxDesiredSunday」と同じです。
MaxUsedMonday  
- MaxUsedSaturday
月曜~土曜を表すこと以外は、「MaxUsedSunday」と同じです。
TotalDesiredMonday  
- TotalDesiredSaturday
月曜~土曜を表すこと以外は、「TotalDesiredSunday」と同じです。
TotalUsedMonday  
- TotalUsedSaturday
月曜~土曜を表すこと以外は、「TotalUsedSunday」と同じです。

Log.txt

各ログ・ファイルには、1日の中でロギングがオンになっていた間のチェックアウトとチェックインのログがすべて含まれます。 ログ・ファイルの各列の説明は、次の表に記載されています。

ログの列のタイトル説明
UserName ライセンス・チェックアウトのプロセスを実行したユーザのログイン名。
HostName プロセスが実行されたホスト(マシン)の名前。
ProcessId プロセスID番号(PID)。
ProductId そのチェックアウトに該当する製品のID。
ProductName そのチェックアウトに該当する製品の名前。
StartTime(InSeconds) 供与されたライセンスがチェックアウトされた時刻を、西暦紀元を起点0とする秒数で表した値。 ここでは絶対時間が使用されるので、ライセンス・ログと併せて参照することで、日付を把握できます。
EndTime(inSeconds) 供与されたライセンスがチェックインされた時刻を、西暦紀元を起点0とする秒数で表した値。 EndTimeからStartTimeを減算すると、ライセンスがチェックアウトされていた期間がわかります。
NumberDesired その製品について、プロセスがチェックアウトを要求したライセンス数。
NumberGranted その製品について、プロセスがチェックアウトしたライセンス数。
Date 日付を「年月日」形式で表した値(YYYY/MM/DD)。 この情報は、ファイルの中のどの行についても同じですが、ファイルの結合時に役立つことがあります。 注記: DateはGMT表示です。
StartTime その日ライセンスがチェックアウトされた時刻を「時分秒」形式で表した値(HH:MM:SS)。 ライセンスのチェックアウト期間が日をまたぐ場合には、1日の終わりのEndTimeが指定され、次の日のための新しいエントリが追加され、次の日の始まりを表すStartTimeが記録されます。 注記: DateはGMT表示です。
EndTime その日ライセンスがチェックインされた時刻を「時分秒」形式で表した値(HH:MM:SS)。 詳細については、「StartTime」を参照してください。 注記: DateはGMT表示です。

ログ出力のカスタマイズ」ヘルプ・ページ(ヘルプ・トピック > 管理)も参照してください。

閉じる